EAの作り方を連載してみます!
FXを始めて約2年…
思考錯誤しながら行き着いたエントリー手順は、とてもシンプルなもので落ち着きました。
毎朝8時頃に以下の手順で作業を行っていました。
- 前日の高値と安値を確認する。
- ここ1カ月の1日の平均ボラ(pips)を確認する。(利確/損切の設定に使う)
- 指値/逆指値注文で予約エントリー(利確/損切設定済)
ここまでシンプルだと、「自動でエントリーしてくれるEAを作りたい!」となったわけです。
プログラムなんてやったことなかったですが、2カ月ほど勉強してつくれました!EA作りは、過去検証をするにも非常に有効でした。
せっかく頑張って学んだことですので、これからEAの作り方について、連載的にブログ書いていきたいと思います。ご参考ください!
メタエディターを開く
まずはプログラムを書くソフトを起動しよう!
MT4の画面のツールバーに、「メタエディター」というものがあります。これがEAのプログラムを書くソフトになります。開いてみましょう!
メタエディターでやれることは、だいたい以下の3つです。
- オリジナルのEAを作る
- カスタムインジケーターを作る
- スクリプトを作る
最終的には、「オリジナルのEAを作る」ことが目標ですが、まずはスクリプトでプログラムの作り方の感触をつかんでみましょう!
スクリプトは、「一回限り動くプログラム」です。自動売買としては全く使い物になりませんが笑、まずはこれで「プログラムを動かす」という感触をつかむといいと思います、
まずは、スクリプトで基礎的なコマンドや簡単な注文の出し方を覚えていきましょー!
スクリプトを開く
メタエディターを開くと、この画面が現れますので、「新規作成」を押します。
スクリプトを選んで、「次へ」を押します。
プログラムのファイル名を付けます。「Scripts¥」の後に好きな名前を書いて「完了」を押します。著作者に自分の名前を入れてもよいです。他は特にいじりません。
「nicholus.mq4」という、いかにもプログラマー的な画面が出てきました!
最初の方に色々と文字やら記号が並んでますが、無視してよいです。実際にプログラムを記述するのは、下段の「void OnStart」の後の{ }の間と覚えておきましょう。
{ }の中に、「//—」という記号がありますが、「//」という記号は、「この列に書かれている文字は、プログラムとは関係ないよ」という意味があります。(※「//」は半角です。全角はNG)
よく見ると、「//」の行の文字は、灰色になっています。
プログラム用語が並ぶなかで、その説明を書いたりするのに役立ちます。「ここから先は買いのコード」とか、「24時になったら注文を取り消す」とかをメモしたりします。
意外に便利なので、覚えておきましょう!
スクリプトでプログラムを実行させてみよう!
では、早速スクリプトでプログラムを実行させてみましょう。
初めて自分の命令したプログラムがその通りに動くと、結構感動しますよw
まずは、簡単な命令のコードとして「コメント関数」というものがあります。
これを実行すると、「あいうえお」という文字をチャート上に表示することができます。
Commentの最初のCは、大文字です。表示させたい文字は、カッコとチョンチョン=(” ”)で囲う必要があります。最後のコロン「;」は、命令を実行せよ!という意味で、ほとんどの命令の後に締めの記号として付けます。
作ったプログラムのエラーチェック&保存しよう
これで立派に動作するプログラムを作れたことになります。このプログラムを保存する前に、問題がないかチェックする「コンパイル」という作業があります。
コンパイルを押すと、エラーチェックと保存を自動でしてくれます。エラーチェックの結果は、左下に「0errors …」と表示されます。エラーのある場合は、エラーの数量が表示されます。
実行の「;」を忘れただけでも、エラーになりますよ!
スクリプトを実行してみよう!
さあ!いよいよ、自分でつくったスクリプトを実行させて、チャート上に文字を表示してみましょう!
メタエディターを閉じて、MT4に戻ります。すると、左下のナビゲーターのメニューに、スクリプトという項目があるので、フォルダを開いてみると先ほど作成したプログラム名が表示されています。先程のプログラム名は、「nicholus」です。あとはこれをダブルクリックしたら実行です!
チャート上に「あいうえお」が表示されました!!

おめでとうございます!
自分が作ったプログラムがちゃんと動いた瞬間は、なかなか感動でしたね!
まとめ
今回は、スクリプトという一回だけ動くプログラムを作って、チャート上に文字を表示させてみました!
- メタエディターを開いて、プログラムを入力していく。
- 「void OnStart」の後の{ }の間にプログラムを書き込む。
- 「//」の行は、プログラムとは関係ない文字を書ける。
- 「Comment(“あいうえお”);」で、チャート上に文字を表示できる。
- コンパイルすると、エラーチェック&保存がされる。
- MT4でスクリプトをダブルクリックしたら実行される。
これで、EA作成の第一歩を踏み出しました!次は、MT4独特の用語(変数)などについて書いていきたいと思います!ではでは。
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