【連載】EAの作り方〜その②:色んな用語と計算式を覚えてみる〜

(FX)自動売買EA

色々な用語を覚えてみましょう

FXやっていると、Bid(売値)とか、Ask(買値)とか、色んな用語を覚えると思います。

メタエディタでは、「Bid」と入力すると、「現在の売値」をそのまま読み取ってくれます。ドル円なら、Bid=108.965円とかの現在値を読み取ります。

このように、トレードに使いそうな「値段」「時間」「通貨」「時間足」などの用語が設定されていて、チャート上の情報を読み取ったり、「売値(Bid)が●●円になったら…」とか「ドル円のチャートの1時間足を見てくれ!」などの命令をしたりする際に、この用語を使用していきます。

…ということで、色んな用語を覚えてみましょう。

色んな用語

用語とか、難しそう…と感じるかも知れませんが、意外に直感的に分かる用語になっています。例えば時間なら「Hour()」です。そのまんまですね笑。これで、チャート上の現在の時間を読み取ることになります。

とりあえず、使い方は今後学ぶとして、色んな用語に慣れていきましょう!

用語 意味
_Symbol チャートの「通貨ペア名」
_Period チャートの「時間足」
Bid 現在の「売値」を読み取る
Ask 現在の「買値」を読み取る
Hour() 現在の「時間」を読み取る
Minute() 現在の「分」を読み取る
Seconds() 現在の「秒」を読み取る

チャート上に表示させてみる

先ほどの用語を使用して、チャート上に表示させてみましょう。チャートの情報が読み取られていることが分かります。

その①で学んだ、コメント関数(Comment)を使って各用語の中身を表示させるプログラムを作ってみます。

Comment(“Bid=”,Bid);

と入力すれば、チャート上には「Bid=108.905」といった結果が表示されるハズです。

ちなみに、関数の()の中に連続して記述する際は、区切り「,」が必要になります。この例では、「”Bidは?”」というコメントと、「Bid(現在の売値)」を連続して書いてるので、間に「,」を入れてます。

ついでに改行のコマンドも覚えておきましょう。「”\n”」です。

これらを駆使して、用語の情報を表示するプログラムを組んでみると…こげな感じです。

Comment(
“通貨名=”,_Symbol,”\n”
“時間軸=”,_Period,”\n”
“Bid=”,Bid,”\n”
“Ask=”,Ask,”\n”
“時間は?=”,Hour(),”\n”
“分は?=”,Minute(),”\n”
“秒は?=”,Seconds()
);

時間軸の単位は、「分」です。日足のチャートなら、1440/60=24時間なので、1440分と表示されます。4時間足だったら、240分。1時間足だったら60分です。

計算式を練習しよう

ここまできたら、足し算、引き算などの計算式の練習もしてみましょう。

足し算 +
引き算
掛け算 *
割り算 /

これは直感的にわかりますね!またまたコメント関数を使って、色々な計算をさせてみましょう。一番下の様に、先ほどの用語(Ask等)を使っての計算も可能です。(現在の価格が109.354だったので、0.1された109.454が表示されました)

Comment(
“1+2=”,1+2,”\n”
“9-2=”,9-2,”\n”
“5*5=”,5*5,”\n”
“9/3=”,9/3,”\n”
“Ask+0.1=”,Ask+0.1
);
このような計算式は、EAをプログラムする時に、「エントリーした価格の10pips上で利確しよう」とか、「昨日の日足の値幅の半分(1/2)以上超えたら損切りしよう」とか結構使いますので、覚えておきましょう。

まとめ

お疲れ様でした!今回は、色々な用語と計算式を練習しました。
まだまだEAとしての具体的なプログラムには使えるレベルではないですが、基礎中の基礎なので、よく押さえておきましょう!
  • 色々な用語(BidとかAskとか)は、チャートの情報(数字)を読み取ってくれるので覚えておくべし。
  • 改行のコマンドは、「”\n”」
  • 足し算「+」、引き算「-」、掛け算「*」、割り算「/」は、必須!

次からが結構FXのプログラムっぽい内容になってきますよー!お楽しみに!

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