(FX)ダウ理論とは?わかりやすく解説します!

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ダウ理論の本質を学んでみたい

僕は、ダウ理論を使ってトレンド判断をしてエントリーしているつもりです。

ただ、「高値を更新していくから上昇トレンド」とか、「押し安値を割られるまで上昇トレンドは継続」とか、実践的っぽいことだけ利用しているだけで、ダウ理論そのものが何なのか、実際よく分かっていません。

でも、ダウ理論を意識するようになってから、チャートの見方や値動きの癖が何となくわかるようになってきました。

それだけ、相場において、この理論は意識されているものだと思います。

せっかくなので僕の勉強がてら、ダウ理論の本質について、この記事にまとめていきます笑。

ダウ理論とは

米国の証券アナリストのチャールズ・ダウさんが1884年頃に発表した理論のようです。

相場の値動きの特徴を「6つの基本法則」で説明しています。

(1)平均はすべての事象を織り込む
(2)トレンドには3種類ある
(3)主要トレンドは3段階からなる
(4)平均は相互に確認されなければならない
(5)トレンドは出来高でも確認されなければならない
(6)トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

…(”^ω^)なんのこっちゃですね(汗)

にちょるす
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頑張って学んでみます。

平均はすべての事象を織り込む

いきなりつまずきました。「平均」とは何なんでしょう。

ダウさんはどちらかというと株価の世界の方みたいですね。

ダウ平均株価とか日経平均株価とか…の「平均」を示しているのかなと思います。

FXの世界では、「価格」ということでよいでしょう。

経済状況や金融政策、要人発言、自然災害など予測不可能なことまで、全て価格に織り込まれるという考えのようです。

確かに、そういった影響の値動きが反映されたものが、チャートに表れて、これからも意識され続けるものになりますよね。

最近では、コロナの影響で悪い数字が出そうな経済指標がありましたが、価格はほとんど動きませんでした。

これも、「予想通り」ということで、今の価格に「織込み済」だったという感じですね。

それらの要因がチャートに反映されているのだから、チャート分析(テクニカル分析)をしっかりやれば、全て分析したことになるよってことでしょうか。

ただ、最近のコロナショックと呼ばれる異常な下落は予測不可能な値動きでしたし、必ずしも、過去チャートを分析すれば、未来が予想できるというものではありませんね。

人によっては、チャートパターンで下落の兆候はあったので、説明はつくという考えもあるかもですが…

チャート分析(テクニカル分析)をしっかりやろう!

トレンドには3種類ある

ダウ理論は、トレンドを以下の3つに分類しています。

「サイクル」というのは、トレンドが発生してから終了するまで期間のようです。

この期間を時間足に当てはめると、僕の解釈は以下の通りです。

ここで、重要そうな文章があります。

・これらのトレンドは互いに独立しているのではない

・二次トレンドは主要トレンドの調整局面である

・小トレンドは二次トレンドの調整局面である

これを図で表すと以下のイメージでしょうか。

このように主要トレンドでは、1つの波で調整しているように見えても、下位の時間足では、主要とは反対のトレンド波形が形成されています。

僕はこのうち、小トレンド(1時間足)を見てエントリーしていますが、それが日足のトレンド方向なのか、調整方向なのか、そのくらいは意識しています。

このように、短期足だけではなく、比較的長い主要トレンドの方向を把握しながら、主要の波のどの部分でエントリーしようとしているのかを意識すると、トレードの仕方がガラリと変わります。

また、ダウ理論関係の書籍でトレンドの押し目、戻し目について記載があるようです。

主要トレンドの調整局面は、通常「1/3(33%)~2/3(66%)くらい」とのことです。

これは、フィボナッチ分析でも近いところが意識されると思います。

ダウ理論とフィボナッチ分析も非常に相性がいいと聞きます。

将来的には、ここらを取り入れて、バシッを押し目からエントリーしてみたいものです。

(画像はほんの一例にすぎませんが)

主要トレンドのどの波形(トレンド方向、調整方向)を狙うか意識しよう!

主要トレンドは3段階からなる

「主要トレンド」なので、日足以上のトレンドを指していると思います。

1時間足のような短期足では細かい値動きでトレンドが変わってしまいますので、この考えが当てはまるのは、長期足なのでしょう。

主要トレンドは買い手の動向によって3つの段階からなるそうです。

図で表すと以下のイメージでしょうか。

トレードしていると自然とこんな感情になりますよね。

相場参加者も同様の考えでトレードして、それが値動きとして現れるということですね。

先行期や利食い期は、トレンドの底だったり、天井部分を指していると思います。

ここらを狙うのは難しそうです。値幅も小さそうです。

やはり、トレンド方向に大きく伸びるポイントである追随期の波に便乗したいと思うところです。

日足でトレンドが出ている方向に、1時間足も同じ方向でエントリーすると、この追随期についていける可能性が高くなりそうです。

その日足の追随期に、1時間足でどんどんトレンド方向に追っかけできたら理想ですね。

それに加えて、画面の向こう側のトレーダー達の心理的な面も考慮すると、トレードの質が向上しそうです。

この項目は、そのようなことを表しているのではないでしょうか

・底と天井はくれてやれ!
・主要トレンドの波(追随期)に乗っかろう!

平均は相互に確認されなければならない

ダウさん的には、工業平均株価と運輸株平均の相関性を考えるべきという考えを示したようです。

当時は、工業生産が活発になると、製品輸送のために鉄道が整備された時期だったようです。

工業生産の好調・不調が、鉄道業の経営に影響するということで、両者は切っても切り離せない関係性ですね。

この両者に同じシグナルが見られないと、明確なトレンドとして捉えることはできない⇒ダマシの可能性がある…といったところでしょうか。

FXの場合では、関連性の高い通貨(ユーロドルとポンドドルとか)で同じトレンドが発生していると、トレンドの信頼性が増すってことでしょうか。

今日はドルが相対的に売られているから、ユーロドルが上昇しそうだな…と感じるのも、この考えに当てはまると思います。

通貨ペアの関連性を見て、ダマシを回避しよう!

 トレンドは出来高でも確認されなければならない

出来高とは、取引されている総量のようなものみたいです。

上昇の局面で出来高も伴って増大すれば、それは信頼できるトレンドになるっていう感じです。

主要トレンドで取引するのが多数派で、二次トレンド、少トレンドで取引するのが少数派であり、それが出来高の大小にも反映される…とのことです。

ただ、残念ながらFXの世界では、この出来高を完全に把握するのは難しい…ようです。

株式は、一つの取引所(日本なら東京証券取引所)を介して取引されますが、為替は、世界中の銀行や証券会社が互いに取引をしているようなもので、出来高を集計するのは困難だそうです。

OANDAというところが、世界の顧客も含むグループ内の取引状況をグラフ化して、毎日公表してくれるサイトがありますね。

どの価格帯に予約注文が集中しているか?とかもわかるので、ここらで価格が伸びそうとか反発しそうとかを予想するのにも役立ちそうです。

ただ、これを単純にトレードに取り入れるのは、難しく、参考程度にしています。

なので、FXで出来高を意識してトレードするのは、難しいと思います。

ただ、このあたりは注目される価格だから、ここで一気に注文が増大するだろうな…という意識は持つようにしています。

出来高は参考程度。(注文が増大しそうな)意識される価格を見つけていこう。

 トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

この転換シグナルというのが、僕が日々の分析で重要視しているものです。

・上昇トレンドなら、「押し安値を割られるまで継続する」

・下降トレンドなら、「戻り高値を超えられるまで継続する」

これにより、転換シグナルがでるまで、トレンド目線の固定ができます。

自分の見る時間足で、トレンドの方向に従ったエントリーを心がけています。

トレンドが継続する方向に、トレンドの転換シグナルがでるまで、追っかけていきたいです。

この法則は、実践してみると分かりますが、全くもって絶対的なものではないと感じています。

単なる決め事に過ぎません。でも、決め事があると、それが自分の答えになるのです。

トレンド目線の答えがあり、エントリーをルール化できるというところに大きな利点があります。

とにかく、この法則を信じて、あとは手法を磨いていくことに集中したいと思っています。

トレンドが継続する方向に、転換シグナルがでるまで追っかけよう!

あとがき

色々調べながら、記事にまとめてみましたが、非常に勉強になりました笑。

読み返してみれば、ほとんどが割と当たり前のことを言っているようにも感じてきます。

当たり前のことだからこそ、相場の本質を掴んでいるのかもしれません。

特に、(6)のトレンドの継続と転換の考え方、これを僕は重要視して、トレードに活かしていたんだなと理解できました笑。

にちょるす
にちょるす

やっぱり、トレンドの方向に付いていく!!これが一番の答えですね!

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