マイルールには深い意味がある
「高値安値ブレイク手法の手順」の記事で僕のマイルールを紹介しました。
このルールには、僕がこれまで負けに負けて、学んできた様々な要素が含まれています。
たまに欲がでて、このルールを破った時に限って損します。
その度に、このルールの大事さを我ながら実感します。
この記事では、このルールにはどのような意味があるのか、紹介します。

FXを始めて成績が安定しない人は、是非このルールの考え方を参考にしてください。
マイルールの説明
利確+30pips/損切-20pips一定にしている
皆さんは、リスクリワードはどのくらいで設定されていますか?
僕は、色々と試した結果、+30pips/-20pips(リスクリワード比率1.5)で完全固定しています。
このリスクリワード設定を守り切ることが、トータルで勝つための鍵だと思っています。
「勝率40%でも負けない」という考えができるからです。
月間20回エントリーしたとしても、そのうち12回負けても大丈夫なのです。
リスクリワードが把握できていれば、損切りが2〜3回続いても、慌てなくなります。
これが非常に重要です。
このリスクリワード比率1.5は、僕にとってバランスがとても良いです。
適度に勝ち負けを経験していきながら、勝率を高めることだけに集中できます。
利益が安定しない人、コツコツドカンになってしまう人は、一度冷静になって、まずは、リスクリワード1:1以上の手法で試してみるのが良いと考えます。
僕が、利確+30pips/-損切20pipsの値幅としている理由は、別の記事に書きたいと思います。
重要な経済指標の時間は、エントリーしない。(予約注文も取り消し)
僕は、たかが30pips程度を狙うだけですので、雇用統計などの指標前の注文は避けています。
昼休みにいれた予約注文が、指標前にまだ価格が届かず注文が入っていない場合も、予約を取り消します。
単純にスプレッドが開いて、一瞬で損切りになる可能性が高くなるからです。
僕はJFXの口座をメインで持ってますが、指標の内容を知らなくても、「超激熱」「激熱」「熱」と重要性をレベル分けして、通知で知らせてくれるので、便利です。
深夜1時~朝8時までは注文しない。(寝る前に予約注文はしない)
僕は寝る前にチャートを確認して、明日の戦略を立てますが、予約注文はしません。
高値安値ブレイク手法には、深夜の値動きが全くマッチしません。高い確率で負けます。
また、朝7時頃はスプレッドが大きく開きますので、20pipsの損切設定では勝負になりません。
よって僕は、深夜帯の値動きには何の期待も持たず、質の高い睡眠をとることにしています笑。
途中利確/損切りはしない!
画面を見たときに-10pipsだったら、損切りしたくなります。
逆に+10pipsを見てしまったら、利確したくなります。
そのような「感情」が入ってしまった時点で、確実に負けます。
リスクリワード比率1.5の手法でいく!と決めたからには、損切りも潔く20pips喰らう覚悟が必要です。
僕は、この感情コントロールができるようになるまで、相当苦労しました笑。
まずは、注文の約定通知もOFFにし、予約後は一切画面を見ないようにしました。
感情をOFFすることができるようになってから、劇的に成績が安定しました。
また、トレードに感情が入ると、手法の優位性を検証することができなくなります。
仮に月間でプラスになったとしても、手法が良かったのか、たまたま判断が良かったのか、全く分からなくなります。
このように手法の評価をする上でも、感情というのは非常にジャマものですので、感情を消す工夫をして、取り組むのがよいと思います。
1日の注文数は1~2通貨のみ
僕は、ダウ理論をベースにチャート分析を行っていますが、もちろん、ダウ理論は最強ではありません。外れるときは盛大に外れます笑。
そこで、同じ理論で各種通貨のチャートを分析している訳ですから、ある通貨の分析が外れるときは、別の通貨も同様に外れるパターンが多いです。
よって、多くの通貨を注文してしまうと、それは僕にとっては、単純にロット上げたようなトレードになります。
よって、チャンスがきそうな通貨が4~5通貨あっても、それは我慢して、1日に2通貨以上の予約注文をすることは避けています。
結果的に、全て思い通りに動くこともありますが、その逆も当然あるということです。
また、例えばEURJPYとEURUSDなど関連性の高い通貨を同時に注文するのも避けています。
ロットは、常に一定
このパターンは自信があるから、いつもの2倍ロットでいこう。
尊敬する人がツイッターでエントリー配信したのと同じ方向だから、2倍ロットにしよう。
この通貨はボラが高くて危険だから、ロットを半分にしよう。
・・・と、状況に応じてロットを変化させたくなります。
しかし、これもトレードに感情が入ってしまう元になります。
ロット上げて損失を喰らってしまうとメンタルは乱れますし、ロットを下げた時に限ってしっかり勝ってしまうと悔しい思いをしてしまいます。
もちろん、その時の状況や期待値に応じて変化させる方が良いという考えもあるかと思いますが、慣れるまでは、ロットを常に一定とすることをおススメします。
全てのトレード結果は、記録をつける。
これはめんどくさいですが重要です。
自分の手法の期待値を「リスクリワード1:1で、65%以上の勝率で勝っている」と一言で説明できれば、ものすごく自信がつきます。
そのような説明ができるようになるためにも、一つ一つのトレードの「勝ちpips」、「負けpips」くらいは記録をとり、月間のリスクリワードと勝率を計算してみましょう。
手法の期待値を知って感情をコントロールする
トレードを始めたころは、注文時のドキドキ感、利確時の高揚感、損切時の悔しさ、その感情の起伏そのものがとても刺激的でした。
しかし、優秀なトレーダーは、冷静に淡々とトレードをこないていると聞きます。
どうやったらそのように感情を消すことができるのか、僕はかなり悩みました。
お金をかけて勝負をしている以上、嬉しい、悔しいの感情を消すことは不可能でした。
そこで僕は、「自分がやっていること(手法)を、データに集計してみたい」と考えるようになりました。
この集計作業中に、一度感情が入ったトレードをしてしまうと、データが崩れてしまいます。やり直しです。これを5回くらい繰り返しました笑。
こうなってしまうと、データがいつまでも集計できず、イライラしてきました。
このあたりからでしょうか。どうにかデータ集計くらいは終わらせたいという気持ちの方が大きくなってきて、意地でも感情を持ち込まないようになってきました。
その結果、データ集計が終わった頃に、自分のやっている手法の勝率が整理できました。
すると、「2~3回損切りが続いても、焦る必要はないんだな」という自信を持てるようになりました。
このように「やること(手法)を一つ決めて」→「記録をつけて」→「手法の期待値を説明できるようになる」というのは、感情をコントロールするようになるには、必須だと思います。
この大事さが伝われば、幸いです。

何だか文字だけの記事になってしまいました。すみません!
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