本を買ったきっかけ
色々な本を読んできましたが、こちらはシステムトレード(EA)のロジック・手法について書いてあるとのことで、これまでにない珍しい切り口だったので、興味を持ちました。
しかも、稼げるEAのロジックが「ど!シンプル!」な手法とのことで、どんな内容かめっちゃ気になりました。
実は、僕もEA作成に若干興味を持っており、ちょっとずつ学習中です。
一体、稼げるEAを作る人は、どんなことを考えながらプログラミングしているのか?

気になりすぎて、発売日に書店ですぐ買いました笑!
ロジックの実力
本書で紹介されているHiroさんのロジック「ClipperM」の実力は以下の通りのようです。
【ClipperM・2016.1-2018.12年(3年間)の過去検証結果】
- 取引回数 264回
- 証拠金 10,000ドル
- 獲得総利益 14,047ドル
- 勝率 54.55%
- リスクリワード比率 1.54
- 総獲得pips 39853pips
- 最大ドローダウン 2854pips(11.27%)
資産が3年間で2.4倍になるロジック。
勝率55%程度ながら、しっかりと利益を伸ばしてくれそうな結果で期待が持てますね。
最大ドローダウンも10%程度で、一発で飛ぶような危険な手法でもなさそうです。
よかったところ
利確/損切のロジックが意外!
意外すぎてびっくりしました(笑)
色々なテクニカルを学ぶと、エントリーポイントはある程度考えつきそうですが、やっぱり難しいのは、利確と損切のポイントだと思います。
よくある±○○pips固定とか、高値/安値とかではありませんでした。
でもそのロジックによって、利益を最大に伸ばせる可能性を秘めてるし、ヒゲでてっぺんで損切られたりとかを防止しているような感じです。
最初は、いや、雑すぎでは!?とも思いましたが、ちゃんと考えがあってのロジックになっています。
やっぱり皆と同じことをしてるようでは勝てない世界のFX。
このようにちょっと違う視点でルールを構築してみるのは、大いにアリだなと気付かされる内容でした!
やっぱり大事な過去検証
システムトレードに限らず、裁量においても、やっぱり過去検証の大事さは変わりませんね。
それを再認識させられる内容でした。
無料の過去検証ツール「Think Trader」。
その使い方について、わかりやすく書かれています。
分かっちゃいるけど、意外に腰が重い過去検証…
でもそこから逃げるわけにはいきませんね…。
色々なテクニカルの使い方の参考になる
本書では色々なテクニカルの説明から、EAに組み込む上での使い方などのヒントを与えてくれます。
僕は使ってないですが、ボリンジャーバンドも、意外な使い方を模索しているようで、システムを作るってこんな閃きが必要なんだろうなーと参考になりました。
当たり前な教科書通りの使い方ではなく、そのテクニカルの意味を学んだ上で、色々なことを模索しながら検証して作りあげてるって感じで感心します。
まとめ
本書の手法自体の有効性は、僕はまだ試していないですが、この内容を知れただけでも、僕にとっては有益でした。
特に、利確/損切の考えが面白くて、裁量トレードにおいても取り入れてみていいかもしれないと思いました。
メンタル的な影響を取り除いてくれる、面白い考え方の一案だと思います。
ちょうどEAを作ってみたいという時に本書が見れてよかったです!
EAを作る人にとっても、裁量する人にとっても、良い内容の本だと思います!
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