ネームバンド #4157とは?

THAT GREAT GRETSCH SOUND!
GRETSCHの木胴スネアの定番です!
1960年代は、JAZZの黄金期と言われます。
当時のJAZZドラマーはこぞってGRETSCHのドラムセットを愛用しました。
この4157スネアは、エルビン・ジョーンズやトニー・ウィリアムスも使っていたと言われます。
当時の音を再現したい!そんな気持ちでこのスネアを探し求め、東京の楽器屋さんで見つけ即購入しました!
仕様
- サイズ:14×5.5
- シェル:6PLY ジャスパーメイプル
- フープ:8テンション ダイキャストフープ
NAME BANDとは
そもそもスネアの名前に付いているネームバンドとはなんでしょう?スネア本体にも特に表示はないし、なんだろう?と思ってました。
NAMEBANDとは、ドラムセットの名称のようです。20、13、16インチのサイズのセットです。
そのドラムセットに付属していたスネアが…この4157ということらしいです。
実際、JAZZの人たちが好んで使用したのは、PROGRESSIVE JAZZ KITという、20、12、14インチのサイズのものですよね!
1950年代のドラムセットは、ブロードキャスターとか言われてます。
一体、僕のは何年製なのか?
ラウンドバッジ
GRETSCHの製造年代を大きく見分けるには、バッジの形状が重要です。
この丸型のラウンドバッジは、1950年〜1960年代のスネアについてます。
1970年代になると、四角型のオクタゴンバッジというものに変わります。
スナッピーのスイッチ
これも1960年代の証。60年代の初期のほうは、このスイッチがついてます。マイクロセンシティブストレイナーと言います。
このスイッチ、かなり出来が悪くて、演奏中にバットが動いて、スナッピーがOFFになることもしばしばあります笑。
1970年代頃になると、スイッチの形状が変わります。
ミュート
ミュートはこんな形状です。
これは、よくできてて、オープンなサウンドからタイトなサウンドまで、絶妙なミュート具合をコントロールできます。
また、シェル内部はシルバー塗装がされています。
オレンジラベル
1960年代〜1970年代までシェル内部にオレンジ色のシールが貼られています。
シールには、モデル名(4157)とかも表記されているはずなののですが、残念ながら、僕のスネアはありませんでした。
1960年代初期であれば、オレンジラベルがない時代もあるとの噂ですが…真相は不明です。
…ということで、僕のスネアは、1960年頃のものであることは間違いなさそうですが、どのあたりの年代のものかはこれ以上特定できません。
また、モデル名のシールもないから、もしや4157と思い込んでいるだけかも…笑。

詳しい方、鑑定をお願いします!
似たようなモデル名のGRETSCHスネア
GRETSCHのスネアは、4桁の番号のモデルがいくつもあります。
4157、4158、4103、4155、4153、4175、4160…
結構見た目も似ていて、紛らわしいのです。僕が過去持っていたものを紹介します。
4158
4158は、おそらく1970年代中期頃から製造された木胴スネアです。
時代がJAZZからROCKに変わってきたころ、音量がでるように10テンションが登場したという流れのようです。
こちらも、メイプル6プライのシェルです。
1980年代以降の4158を持ってましたが、スコーンと抜けの良いスネアでした。
4103
4103は、レナウンというモデルの木胴スネアです。
ネームバンドや4157より少し安いモデルの位置付けだったものがレナウンシリーズのようです。かなり構造が似ているので、外見からは、違いが判断しにくいです。
シェルの材質がメイプルにポプラかマホガニーをサンドイッチした混合シェルになっています。
これ、1953年製のおそらく4103だったと思っております…
安いモデルからか、古いからか、シルバー塗装はされていませんでした。
4160
これは、GRETSCHのブラスシェルの名器です。
ずっしりと重いのですが、めちゃめちゃ使い勝手の良いスネアです。
メタルスネアがいいけど、LM400じゃちょっと個性が足りない…って人にはうってつけではないでしょうか笑。
こちらの詳細は、別の記事を書きます。
⭐️ビンテージスネアの色々な記事です。よかったらみてね(๑╹ω╹๑ )
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