Ludwig LM400とは
「もはや説明不要」「ドラマーなら一度は手にする」「金属スネアの基準」…
などと言われる、超定番のスネアです。
有名どころでは、YAMAHAと契約する前のスティーブガッドが長年使用したとか。
1950年代から製造されている歴史あるスネアで、年代により構造も多少変わってきます。
僕のスネアは何年製なのか?LM400について語っていきます。

しっかし、メッキぼろぼろ…笑
仕様
サイズ:14×5
シェル:アルミ+クロームメッキ(ラディアロイ)
フープ:10テンション プレスフープ

金属シェルだからスチールかな?と思ったら、アルミなんですね!
一体僕のは何年製なのか?
このスネアが何年製なのか、構造から読み解くことができます。
キーストンバッジ
こちらのキーストンバッジ、シリアル番号がありません。
プレシリアルのバッジが付いたLM400は、1960年〜1963年頃の生産品のようです。
シェルがアルミ製(軽い)
LM400は、1958年あたりから製造されたと言われてますが、デビュー時はなんとブラス製だったようです。なのでかなりずっしり重いです。
1958〜1960年までのブラス製だとか。
僕のは、明らかにブラスの重さではないので、アルミ製です。
ですので、1961年〜1963年製になります。
以上から、年代はある程度絞れましたが、これ以上は不明でした。
シェル内部にも製造年月のスタンプはありませんでした。
その他の写真
ミュートはベースボールバッド型の赤色フェルトです。
ストレイナー
年代による構造の違い
1958年〜1960年
この時期は、”SUPER-LUDWIG ALL-METAL SNARE DRUM”という名称で発売され、素材がブラス製らしいです。
一度楽器屋で出会ったことがあります。
この時期は、マフラーが円形です。
キーストンバッジが付いているものは1960年製らしいですが、1950年代は青いバッジや「WFL」時代のバッジのものもあるらしいですが、僕は出会ったことはありません・・・
1961〜1963年(←所有品)
この時期から、シェルがアルミ製に変更になります。
キーストンバッジのシリアル番号がないものになります。
ミュートがベースボール型に変わります。
1963〜1969年
1963年後半から、キーストンバッジにシリアル番号が入ります。
名称がお馴染みの“スープラフォニックSupraphonic”に変更されます。
素材自体は変わらずアルミです笑。
1968年頃から、ミュートが円形に変わります。
1969年〜1979年
1969年後半から、バッジの形状が変わります。
ブルー&オリーブ・バッジと言われます。
シェル内部に“Lud-a-loy(=ラディック合金)”のステッカーが貼られます。
Ludwig独自の素材とアピールしたいのでしょうが、素材自体はアルミです笑。
シェル内部にこんなステッカーがあるのもありました。(1971年製)
ちなみに、スーパーレア品で、1970年代に数十台くらいブラス製のものがあるらしいです。
1979年〜1987年
ブルー&オリーブ・バッジなのですが、角が丸くなります。
1988年〜
モンロー・キーストンバッジというものに変わります。
サウンド(動画)
※準備中
現行品も素晴らしい
ビンテージ品は、やはり当時独特のサウンドがあるので魅了されるのですが、現行品も素晴らしいです。
チューニングもしやすく鳴りも明快。オールジャンルに使用できます。

録音で使ったことありますが、さすが…といった感じでした。
これが4~6万程度で手に入るのだから素晴らしい!
ドラムをはじめて、スネア何買ったらいいん?と聞かれたら、間違いなくおススメする1台です。
ぜひ、楽器屋で一度試奏してみると良いと思います。
⭐️ビンテージスネアの色々な記事です。よかったらみてね(๑╹ω╹๑ )
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